海外在住者あるある?私が海外生活(ブラジル)の中で軽い鬱を発症したこととそれを乗り越えた時の話

 

今日は私がブラジルでの生活の中で軽い鬱を発症した話と、それを乗り越えた過程についてお話ししようと思います。

 

おかしいな・・・?と思い始めた時期

実は、おかしいかも・・・?と感じたのは、妊娠中にさかのぼります。

ブラジルは当時『ジカ熱問題』真っ最中だったので、私も気が狂うくらい(狂っていた 笑)真夏の灼熱の中、完全に長袖長ズボン、手袋、靴下で、クーラーガンガンの部屋に閉じこもっていました。

ブラジルで、この時期に、妊婦じゃなかったら避けられる問題なのにも関わらず、自分の不注意でおなかの子供を障害児にしてしまうことは、母親になるものとして許せませんでした。
※障害児をけなしているのではありません。避けられるリスクを避けないことが許せないのです。

また、『妊婦』の状態で飛行機に乗ることは、CA時代の経験から絶対に避けるべきだと思っていましたから、この状態で日本に帰ることもできませんでした。

こういう環境の中、だんだん今まで感じたことのない『感情の起伏』が激しくなっていったのです。

 

 

でも、『妊娠中』だったので、まぁこんなものなんだろうと、あまり気にしていませんでした。

 

・・・が。

これがじわじわと一年くらいかけて、以下の症状に変化していきます。

 

症状

  • 買い出しが苦痛。
  • 気力が無さすぎて家事が出来ない。
    ※娘の世話だけは辛うじて出来る。離乳食、オムツ替え、沐浴、寝かしつけなど。
  • 大人用の夕飯は作れる時と作れない時がある。(作れないときの方が多い)
  • 自分だけに昼食を作るのであれば、食べなくて良い。
  • 表情が無くなる。
  • 人と話すのが億劫。
  • 出掛ける事が極端に嫌になる。
  • とにかく何もしたくない。
  • 突然感情がコントロール出来なくなる。
    ※毎日ではなく、突然なる。生理前は特にヒドイ
  • 娘の抱き方、おむつ交換、何をとっても不器用で一向に成長しない夫にイライラ。
  • ただ、非協力的なわけでも、努力していないわけでもないから文句は言えない。
  • ただし、夫が頑張っていようと、『結果が出ていない』ので、結局自分の負担は変わらず、イライラが止まらない。
  • ただ外で働いているだけで『父親』と語れる夫への不公平感に常にイライラ。
  • 子供や物にだけは当たりたくないので、自傷に走ってしまう。
  • 消えて無くなりたいと思う。
    ※自害願望とはまた違う

 

 

手を差し伸べてくれたのは、産婦人科の先生だった

ナース

この症状が出て、私もそうですが、夫が先に耐えられなくなっていきました(笑)

で、定期検診で産婦人科に行った際、私を見るなり、先生がびっくりした様子で夫への尋問開始。(笑)

 

この時、夫に対して私は『不満』しかなかったものの、『何が不満なのかも分からない』どうしようもない状態でした。

自分が悪いのかもしれない、でも感情がコントロールできない。私、どうしちゃったの?状態。

おそらく夫も『なんで妻がこうなっているのかわからない』状態だったのだと思います。

 

ですが、

産婦人科の先生は、夫に激怒。(笑)

 

よくわかりませんが、夫はこっぴどく怒られていました(笑)

それはもう、すんごい勢いで怒られていました。

 

それを見ていて、最高に気分が良かったんです。(悪魔)

 

あぁ、やっぱり私が悪いわけじゃなかったんだって思えたんですね。(笑)

 

で、緊急で心療内科に行くことを勧められ、なんと、この産婦人科の先生、夫の会社に『外国人妻を心療内科に連れていくことが急務』という診断書を出してくれて、その日のうちに、会社を休んですぐに病院に行くことになりました(笑)

 

そして。

受診後、恐ろしくシンプルな事を言われたのです。

 

医師

軽いですが、育児ノイローゼではなく、立派な鬱です。

 

ヽ( ε∀ε )ノ

 

医師

でもまだ早く治せる段階なので、1ヶ月〜3ヶ月、集中して治しましょう。

 

ヽ( ε∀ε )ノ

 

医師

この薬を服用して、娘さんを保育園に預けてください。
で、二週間後にまた来てください。

 

ヽ( ε∀ε )ノ ・・・?? はい。

 

理由はわかりませんでしたが、あまりにも具体的な行動方針を提示されたので、その通りにしました。(笑)

 

 

見え始めた光

心療内科で処方された薬を服用し、翌日から子供を保育園に預けることに。

薬は副作用も無く、最初は特に何も変化を感じませんでしたが、生理前のイライラが全くと言って良いほど無くなり、同時に訳の分からん感情が突然襲ってくる事も極端に少なくなったので、無意味に落ち込むことも無くなりました。

また、幸いブラジルには『保育園の待機児童問題』等は全くないので、簡単に保育園は見つかりました。

朝の7:00-13:00まで、朝食、軽食、昼食を出してくれるので、単純に育児の負担は減り、自分の時間が取れるように。

そこで、今まで忙しすぎて考えられなかった自分の現状を紙に書き出して可視化することにしたんです。

 

症状を悪化させていた自分の中の原因を細かく分析

私の場合の鬱発症の原因は、一つではなく、色々な理由が重なっていたんですね。
向いていない家事、妊娠悪阻、ジカ熱問題、慣れない育児、どうしても夫に感じる不公平感、言語問題、時間が無い。。。など。

この辺が細かく可視化出来るようになってきて、この鬱は治せるかもしれない。という自信が出てきました。

 

 

1、家事という『仕事』が余りにも自分に合っていない

私にとっては、主婦業の方が客室乗務員として働くよりも20000倍大変だと、本当に毎日痛感しています。

私の場合、体力面でも精神面でも、『家事』の方が難しい。

単純に向いていない。

これを無休・無給でやるのだから、たまったものではない。

心の底から『主婦は大変だから主婦になりたくない』と思っているのに、そうなっている自分が認められないのだと思います。

これは決して主婦を馬鹿にしているということではありません。

主婦業をきちんとこなされている方々を、本当に心の底から尊敬してます。

単純に、私には主婦業が出来ないのです。

食器洗いをしようとすると毎回毎回吐き気がするし、洗濯物を畳むのに2時間とかかかるんです。

家事は、例え月収80万貰っても絶対にやりたくない程、私にとっては大変な作業なのです。

 

2、孤独

孤独

遠距離恋愛だった元恋人(現夫)と暮らすことよりも、いざとなったら大事な友人に(距離的に)会える!という事実からくる安心感の方が、私の人生を安定させるためには重要だったらしいです。(笑)

『孤独』

一人大好き人間なので、まさかこんなことを思う日が来るとは思っていなかったんですが、これは育児をしているとぼんやりと思うことが多くなっていました。

自分が一生懸命、自分以外の者に自分の時間の全てを捧げているときに、世の中はめまぐるしく変わっていく。

時代に一人取り残されたような感覚って言うんでしょうかね?

独身時代の友人も、今それぞれ結婚して、それぞれの家庭があるので、気軽に連絡しても良いはずなのに、躊躇してしまう自分がいました。
※連絡される分には嬉しいんですけど(笑)みんな同じように考えてるのかな・・・?

 

3、一人では何も出来ないという無力感

女性が髪をかき上げている横顔画像

ポルトガル語は日常会話程度であればなんとかなるのですが、きちんと言っていることを理解したい『手続き関係』『小児科』『産婦人科』は、『ある程度』の語学力ではどうにもなりません。

特に重要書類の手続きなんかはミスをすると、ブラジルの職員は日本のようにどうにかしてくれるわけではないので、単純に間違ったまま処理をされます。
※その結果、私の義母はヨーロピアンパスポートを、本来権利があったのに手に入れることができなくなりました。
なお、このミスは義母のミスではなく、行政側のミスが原因だったそうです。

ブラジルでは手続きに『間違い』が発生した瞬間、人生が狂うくらい面倒なことになるので、ポルトガル語を完璧に話せる人と一緒に行くのが鉄則です。

そうなると、何をするにも夫がいなくてはいけなくなり、いつの間にか、これが私を苦しめる原因にもなっていました。

日本では全て自分の判断・決断で行動してきた私にとっては、『誰かと一緒じゃないと物事を片付けることができない』という事実がとてもストレスだったんですね。

 

4、引きこもりがちな性格

女性がkindleで文章を読んでいる画像

で、これも大きな原因なんですが、私はもともと引きこもり体質なので、社会人になってから仕事以外に家から出ることがあまりありませんでした。(笑)

なので、ブラジルでも普通に引きこもっており、それが全くストレスではなかったのです。

・・・いえ、正確に言うと、ストレスになっていたことに気が付かなかったのです。

人間は、ずーーーーーーーーーーーっと部屋に閉じこもっていると、やっぱりおかしくなってしまうんですね・・・( ;∀;)

 

5、単純に育児が忙しく自分の時間が無い

成人した人間にとって、『自分の時間が無い』ということは致命的な要素だと思います。

育児で100%と言っていいほど自分を犠牲にするのは、たいてい『ママ』ですよね。

我が家もそうでした。

その結果、どうしても『不公平感』を感じてしまい、世間一般的に見れば、協力的な夫であるにも関わらず、抱っこの仕方、おむつの変え方、手際の悪さなど。

必要のないイライラが夫に向けられることとなりました。爆

幸い私の場合、『育児』だけは嫌だと感じることが無かったので、娘に当たったり、離乳食が作れなくなってしまうことはありませんでしたが、娘以外のことは完全に放棄することが増えてきました。(笑)

娘の分の洗濯しかしない、離乳食しか作らない、食器は娘の世話に使うものしか洗わない、娘が入らない書斎などは掃除しない。など。(笑)

ダメですね(笑)

やはり『育児』は大きく私の心のバランスを崩す原因にはなっていたんでしょう。

 

6、海外移住をすると決断したのは自分だ、という事実

これもものすごく足を引っ張っていた点で・・・

個人的に、人の悩みを聞くのは全然構わないのですが、自分の悩みを話すのがすごく苦手なんですね。

弱いところを人に見せるのが超絶下手なのです。(笑)

これは家族にはもちろん、とっても仲の良い友人にさえ、なかなか言えません。

きっと彼女たちに相談すれば、親身になって話を聞いてくれるでしょう。

ですが、自分の中の自分が、それをなかなかさせてくれないのです。

(´・ω・`)

 

それは、私を形成する絶対的な価値観が原因となっています(笑)。

 

『自分に起こる全ての事は100%自分の責任』

 

この言葉を知っていますか?

 

これ、斎藤一人さんという方がおっしゃった言葉なんですけど、私はこの言葉に高校生の時に出会い、以降自分の価値観の軸になった言葉です。

 

イリウダ

いやでも、ブラジルに行くって決めたの自分でしょ?誰に頼まれて来たわけじゃないでしょ?

 

( ;∀;)

 

そう。

その通り。

自己責任なんです。

 

これ、結構こういうタイプの方っていると思うんですけど、精神的に参っている時にこの思考回路にハマると、いつまでも自分の『弱さ』を認められず、どんどん悪い方向に行ってしまいます。

今回私は、勇気を振り絞りまくって夫に打ち明けましたね。。。

号泣しながら(笑)

 

 

私には効果の無かった世の中で推奨されてる解決策

ということで、解決に向けて模索している中、私も色々と挑戦しました。

その中で、自分の症状の段階では全く役に立たなかったものをご紹介。(笑)

参考程度にしていただければと。

 

 

適度な運動

運動

適度な運動が体に良いのはきっと誰だって分かっています。

でも、精神的にやられていると、運動する気すら起きないのです。(笑)

気分転換に立ち上がる、服を着替える→これがもう面倒なので、『ストレス解消には運動がおすすめ♡』ってのは私にはなんの解決策にもなりませんでしたね(笑)

 

気分転換のお出かけ

ほぼ同じ理由ですが、お出かけなんて無理ゲーです。(笑)

元々物欲も無い方ですし、CAの時ですらホテルに引きこもってた底辺女なんですから、精神的にやられている時に『着替え』が必要なことはやりたくないですよ。

スーパーが苦痛なのに、お出かけなんて無理でした。爆

 

好きなものを食べる

カップケーキ

満腹になれば気分は良くなるっていうのは本当だと思います。

でも、鬱になってしまってからでは遅い。

私の場合は、料理するくらいなら食べなくて良いタイプだったのと、買ってきたものを食べるにも、食器を使うということは洗い物が増えるってことだったので、軽い拒食症になっていたと思います。

甘いお菓子を夫が買ってきてくれたこともありますが、『洗わなくてはならない食器が増えるからいらない』というなんとも残念な思考回路に(笑)

その時、夫は自分が洗うからいいよ、と声をかけてくれるんですが、今度はそれが『家事ができない自分』を責められているようでプレッシャーになるのです(笑)

自分で書いていて、本当、厄介な女だと思いますね。(笑)

でもこれ、育児疲れのママにあるあるだと思うんですよね~。

それくらい追い込まれます。育児って本当。

 

日本にいる家族や友達と話してストレス解消

電話

これはね、『遠くにいる』と改めて痛感させられて、無駄に孤独感が増したので、解決策にはなりませんでした。(笑)

この時の私には、すでに『もっと具体的な解決策』が必要だったのです。

 

夫に優しい言葉をかけてもらう

全くもって無意味でした。ばーん
※ごめんなさい

優しい言葉はずーーーーーっとかけてもらっていたんです。

家事育児にもすごく協力的ですし、日本の感覚だと完全に優秀夫の部類に入ると思いますよ。

でもダメだったのです。

肉体的にも精神的にも、優しい言葉一言で、また明日頑張ろう!と思えるほど、私には簡単な問題ではありませんでした。

単純にキャパオーバー過ぎたのだと思います。

 

 

私がとった解決方法まとめ

私の症状を実際に解決に導いてくれた、効果のあった方法です。
これも参考程度にしていただければと。

1、心療内科を受診し、処方された薬を服用

ホルモンの働きを調節する薬なのか、とにかく感情の波が治りました。

 

2、子供を保育園に預けた

娘が保育園に行っている間は、完全に自分の時間がもてるようになったことで、今まで忙しくて考える余裕がなかった『鬱の原因』を分析することができました。

これは本当に大切なことだったと思います。

 

3、大嫌いな家事を完全にアウトソーシングにした

ゆっくり時間をかけて自分を見つめなおした結果、何が最も自分を追い込んでいるのか冷静に考えてみると、それは育児ではなく『家事』でした。

とにかく『家事』が本当に嫌い。

単純に心の底から苦手で、上手くなる見込みのないことを、『在宅』という理由で強制的に無給・無休でやらされている感がどうしてもあり、本当にストレスだったのです。

夫はかなり協力的な方ですし、料理以外のことは相当手伝ってくれます。

ですが、日中やらなくてはいけない『数少ない家事』でさえ耐えられなかった。

なので。

完全にアウトソーシングにしました。

料理だけは私がやりますが、買い出し含め、あとは全てプロに任せてます。

 

4、『仕事をする時間』を毎日作った

自分の仕事であったはずの『家事』を放棄するので、当然、家事代行の雇用費などの家事にかかる費用は私が出します。

そのため、きちんと『副業』を『仕事』として捉え、就業時間を1日の中に固定して作ることにしました。

午前中は娘は保育園にいますし、家事に費やす時間は激減したので、その分仕事に打ち込めて、確かに出費も増えましたが、それ以上に収入は増えました。

 

5、日本に帰っても問題は解決しないということを文字化する

最初は、この鬱症状が出るのは『ブラジルにいるからだ』と漠然と思っていたんですね。

しかし、上に書いた原因を見ていただければ分かりますが、私の症状は『海外生活』が主な原因ではありませんでした。

なので、日本に帰ったところで、私の症状は改善されない、と、冷静に判断することが出来たんです。

さらに、ブラジルにいることのメリット、デメリット、日本にいることのメリット、デメリットを書き出してみると、実は、圧倒的にブラジルにいることのメリットの方が大きかったんですね。

これだけでだいぶモヤモヤが晴れたのと、日本に対する未練が無くなりました。

 

 

まとめ

・・・と、わりと時間をかけて発症してしまった鬱だったのですが、今は全く薬を服用することなく、普通に生活することができています。

海外に住んでいると、やっぱり日本にいるより孤独感はありますよね。

それに、子育てをしていたら猶更、自分が何のために存在するのか、それすらよくわからなくなることって出てくると思います。

でも、それを声に出してみると、案外解決できることだったりしますよー。

私もその声を上げるのにとても時間がかかってしまいましたが・・・(笑)

 

日本の場合は、『心療内科』と聞くとかなりハードルが高くなりますが、ブラジルでは普通の病院と同じ感覚でみんな通っています。

おそらく海外はどこも、日本よりかは心療内科のハードルって低いと思うんですね。

 

なぜかというと、海外在住の日本人は、現地ではあくまでも『外国人』扱いだからです(笑)

 

日本の何がハードルかって、『周りの目』じゃありません?

 

その点、海外では、たとえ現地の人にとってはハードルが高くても、我々『外国人』には、『まぁ、外国人だもんね、そりゃ大変だよ~・・・』って思われるというか…

かなり『外国人だから』ってことで免罪符になる部分って実際多いはずです。
※別に許してもらう必要なんてないんですが(笑)、気分的に楽ってことかな。

 

また、意外とブラジルって出産・育児・お年寄り・人権関連の意識が進んでいて、日本よりもその点では生きやすいんですね。

意外ですが、大人も医療費は基本的に無料なので、ちょっとしたことでも病院に行く癖がついている国民だと思います。
※ブラジル人って、18歳以上の男女、ほとんどが定期的に性病検査してるんですよ!男性も!!意識高いですよね!

 

これはこの国の良いところなのかもしれません。

 

海外にいたら、程度の差はあれど、やはり一度は精神的に追い込まれることってあるかと。

なので、自分がおかしいなと感じたら、できるだけ早急に『声を上げる』ことって大事だと思います。

案外すぐに具体的な解決方法に出会えるかもしれませんので!

 

ではでは今日はこの辺で!

 

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